【UXデザイン】今も何も知らない人間がUXと語っている。UXって意味を話せますか?

近年はモノだけでなくお客さんの体験のことも考えようという風潮がありそれがUXという言葉で流行になっていますが、現場でよくUXという言葉が一人歩きしている感があり意味を理解している人は少ないんじゃないかと思っています。
特に日本人は横文字に弱いですしUXという言葉を掲げてやっていれば最先端の仕事しているんだと満足している風に見えます。
よくある現場で言われることは「このアプリの導線はUX的によくないと」とか「このボタンはUX的に考えると」とか聞くたびに、わざわざUXに置き換えなくても昔からUIをデザインするときに当たり前に考えていたのにと毎回思います。
これは悪い癖で私も、関係者との合意形成をコンセンサスと話したり、証拠をエビデンスと話したり、そっちの方が今風かなと思い使って見たり、よく見られたいとか思ったり見栄みたいなものがあると思います。
でも考えて欲しいのですが英語って意味が複数あることが多いですよね。
コンセンサスだけでも合意形成や段取りの意味があったりと話の流れから
汲み取ってくれと言ってもここは日本で日本語をベースに話しているわけだから
本当の意味を理解する方が本当はおかしいんです。
個人的にお客さん見える部分などは見た目や雰囲気などを考え英語を使った方がいい場面とか場所はあると思うので使ってもいいと思うのですが仕事の中で制度を求められる場所では曖昧な部分が残るので使うべきものではないと思っています。日本はきっちりとした正確な仕事が認められて大きく成長したのですから、真似をするべき部分としない部分は分けないといずれいい部分も失われていってしまい中途半端になってしまうと思います。
話が飛びましたが、UXの意味をお伝えします。
UXとはモノ自体だけでなくモノを取り巻く全体的な価値のことを指していて
例えばアプリで言えばアプリの口コミサイトやまとめサイトの投稿からストアのインストールページやレビュー、インストールした後のアプリのサービスやUI、アプリ内のプロモーション、カスタマーサポート。アプリ外で言えばメルマガやSNSでの評判などこれら全てお客さんが感じるものがUXになります。
なので「このボタンはUX的に考えると」とわざわざ言うのはおかしく
「このボタンの名前はお客さんにはわかりにくいからこの文言にしようとか」で
いいのです。先ほど話した通りUXとは全体的なコトなのでUIだけでUXをコントロールできる訳ではなく一部にすぎないのです。
